自分が生まれた地域に耕作放棄地が増え、農業をする人が少なくなってきている状況で、 農業って目には見えない部分での苦労もすごく多くて。 例えば草刈りもしなくなると、土地がどんどん荒れてくるから、草刈もすごく大事で。 こういうことも農業の担い手として、地域を守る大切さを感じています。 もともと僕も農業が好きで、子供たちに安心して食べさせることが出来るものを 作っていきたいという思いで農業をスタートしました。 まずは自分自身で農業をやってみて、若い力で地域の資源を守って 次の世代にバトンを繋いでいけたら良いなと思います。

農業を新たに始めようと思っても、畑が借りれなかったり、 どこに相談したらよいか分からなくて困る人ってすごく多いんです。 僕は幸い地元で農業を始めたので、地域の人が助けてくれました。 これからは僕も新しく農業を始める人に、畑や住む場所の確保だったり、 そういったところをサポートしていけるような体制づくりを進めています。 将来的には直売所を開いて、新しく農業を始める人が販売もできるような仕組を作っていけたら良いなと思っています。

最近の子供たちと一緒に、泥にまみれて農作業する経験ってなかなかないじゃないですか。 収穫や田植えの体験とか、自社農園の一部を体験農園としても地域の人たちに利用してもらえるよう準備を進めています。 子どもたちが、自分で収穫した作物を安心して食べてもらえて、子どもも大人も楽しめるような取組にしたいと思っています。 コロナで大変な世の中だからこそ特に、子供たちには屋外で土に触れる体験をしてもらいたいですね。